アドブロッカーアプリを知っている人の3割以上が「利用中」。非利用者の約半数が興味あり

News StartupGoGo

Pocket
LinkedIn にシェア
LINEで送る

株式会社ジャストシステムが10~60代の男女1,332人を対象に実施した『アドブロッカーアプリに関する利用実態調査』によると、アドブロッカーアプリを知っている人の3割以上が現在利用中との結果となった。

そもそもアドブロッカーとは?

ウェブページの広告などを読み込まないようにコントロールするツール。ウェブページ読み込み時間の短縮やデータ通信量の削減につながる。

main-14

 

「アドブロッカーアプリ」を知っている?

「知っていて、詳しく説明できる」人は10.7%、「知っているが説明できるほどではない」人は24.2%となり、「アドブロッカーアプリ」の認知率は34.9%となった。

 

知っている人の3割以上が「利用中」。非利用者の約半数が「興味あり」

「アドブロッカーアプリ」を知っている人のうち、「現在利用している」人は33.3%でした。利用はしていなくても「利用を検討している」人は17.0%、「興味はある」人は29.6%で、認知者の46.6%が興味を持っていることがわかる。    

 

利用する理由は、「バナー広告が邪魔だから」

「アドブロッカーアプリ」を利用する理由として最も多かったのは、「Webページを閲覧する際にバナー広告が邪魔だったから」(58.1%)で、次いで「動画視聴の際に広告が邪魔だったから」(51.0%)、「Webページの表示速度を速くしたかったから」(46.5%)となった。

 

知っている人の約7割が、「ホワイトリストによる広告表示に否定的」

広告主となる企業から報酬を受け取ることでホワイトリストとして登録し、その企業の広告はブロックされないようになるアドブロックアプリについて、24.5%が「利用したくない」、21.5%が「あまり納得ができない」、15.5%が「利用者のことを考えずに、利益ばかり追求している」、5.6%が「利用したいWebサービス自体を有償にしてよいので、アドブロックアプリを使わなくても広告表示をしないようにしてほしい」と回答した。あわせて67.1%の人が「ホワイトリストによる広告表示」について否定的であることがわかる。

 

今回の調査結果からスマホ利用者のうち、1割程度がアドブロッカーアプリを利用していることがわかる。ユーザーサイドに特にデメリットがないので、今後認知が進んでいけばこの割合は増加していくものと思われる。広告収入によるビジネスモデルにとってはひとつの脅威となるだろう。

 

 

Pocket
LinkedIn にシェア
LINEで送る

関連記事