総務省が実施する異能vaitonプログラムの募集が5月20日よりスタートした。失敗を恐れずチャレンジする”異能な人”を国が支援する。
異能vationプログラムとは?
政府全体として、イノベーションを実現するために動いている中で、IT産業は全産業の名目国内生産額合計の約1割を占めかつ全産業に密接に関連しており、重点的にサポートする分野だ。
総務省はイノベーション創出の仕組みの一つとして平成26年度から独創的な人向け特別枠「異能(Inno)vation」プログラムを開始した。
「異能(Inno)vation」プログラムでは、「破壊的イノベーション」の種になるような技術課題に挑戦する人を支援する。 具体的には300万を上限に研究開発費を支援するほか各界で活躍するスーパーバイザーよりアドバイスが受けれられる。
募集する人物像
日々新しい技術や発想が誕生している世界的に予想のつかないICT分野において、破壊的な地球規模の価値創造を生み出すために、大いなる可能性があり、奇想天外でアンビシャスな技術課題に挑戦する人。ゴー ルへの道筋が明確になる価値ある失敗に挑戦することを恐れない者。日本国籍であるものでああれば、年齢は問わない。
予定者数
一次選考 30名程度通過予定
最終選考 10名程度通過予定
技術開発期間
一次選考終了後(平成28年8月中旬を予定)から最長で1年間(平成29年8月中旬頃まで)。
技術開発期間における開発支援額
300万円を上限とする。
選考のポイント
独創性:破壊的な技術課題に挑戦する方に相応しいアイデアや特徴を持っているか
自己追究性:他者に根拠や理由付けを求めない自己追究的な姿勢を持ち合わせているか
認識の明確性:挑む技術課題についてその可能性や問題点、解決方策、あるいはどこが未知の領域なのかについて明確に認識しているか
不屈の精神:挑む技術開発テーマに絶対感を持ち、最後に成功するまで挑み続ける気力があるか
技術課題支援体制
本プログラムでは、最終選考通過者の技術開発遂行に対し、「業務実施機関」と「スーパーバイザーグループ」が支援を行う。
経費や物品の管理等の煩雑な事務等を業務実施機関が代行することで、技術課題に挑戦する者が可能な限り自らの技術開発に没頭できる環境を構築する。
スーパーバイザーは技術課題に挑戦する者に対し技術開発への助言及び評価を担当する(スーパーバイザーが技術開発に介入することはない)。
最終選考通過者は、これらの支援を最大限活用し、ICT分野におけるアンビシャスな技術的ゴールに向けて、失敗を恐れずに技術的な挑戦をするものとする。
行政が行うこういった事業ではなにかしらの結果を求められることがほとんどだが、この異能vationプログラムに限っては、失敗してもいいからとにかくチャレンジすることを求められる。自薦に限らず、他薦も受け付けている。自分が異能と自覚している人や異能な人を知っている人はチャレンジしてみてはいかがだろう。