熊本のスタートアップ、シタテルは 株式会社オプトベンチャーズおよび三菱UFJキャピタル株式会社を引受先としシリーズAとなる第三者割当増資を実施した。 金額は非公表だが、数億円程度と見られる。
先日、シタテルは富士通との共同検証を実施し、衣服を生産するプラットフォーム(シタテル・コントロールシステム)を開発することを発表したばかりだ。
今回の資金調達はこの生産プラットフォーム「シタテル・コントロールシステム(SCS)」の本格稼働にあわせて実施されたものと思われる。
「SITATERU(シタテル)」とは
国内初の衣服縫製事業専門クラウドソーシングサービス。優れた技術力を持つ国内アパレル工場の「時間・技術・資源」のデータ管理を行い、「短期間・高品質・小ロット」での服の生産を実現。「アトリエ」チャットシステムの独自開発やシタテル専属コンシェルジュによりパターン制作や、適切な工場とのマッチングなどのサポートにより、インターネット上でより簡単に服作りができる。2016 年6 月現在で130拠点を超える国内の縫製および加工工場と連携し、1800社(事業者)を越えるブランドやデザイナーが登録利用する。2017年2月には200工場との連携を目指す。運営会社のシタテル株式会社は2015、2016年にテレビ東京「ガイアの夜明け」に2度出
演、8月にはAERA「日本を動かすベンチャー100」にも選出された。
第三者割当増資先の概要
株式会社オプトベンチャーズ
- 設立:2015年2月27日
- 資本金:75,000千円
- 代表取締役:野内 敦
- 主要株主:株式会社オプトホールディング
- 事業内容:ベンチャーキャピタル事業、投資業務、株式公開アドバイス
三菱UFJキャピタル株式会社
- 設立:昭和49年8月1日
- 資本金:2,950,000千円
- 代表取締役:安藤 啓
- 主要株主:三菱東京UFJ銀行
- 事業内容:ベンチャーキャピタル事業、投資業務、株式公開アドバイス