スタートアップが九州で闘える理由 トークセッションを聞いてきた

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2月7日、有楽町電気ビルにて九州移住×起業フェアが開催された。

会場には移住の相談ブースが設けられ、いくつかのセッション、セミナーが同時進行で行われた。その中の一つに「スタートアップが九州で闘える理由」をテーマとしたトークセッションがあったので聞いてきた。

 

モデレーターはトーマツベンチャーサポートの香月氏DSC04273

 

パネリストは以下のとおり。

 

株式会社リーボ 代表取締役 松尾龍馬氏

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株式会社ビズリーチ 地方創生支援室 チーフプロデューサー加瀬澤 良年氏

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そしてStartupGoGoから岸原代表

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各自の自己紹介が進む中、急遽、高島福岡市長が会場を訪れマイクを握った。

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高島市長からは九州には福岡にはない魅力を持った都市が多数ある、福岡市は人口密度が適度であり都会的な楽しみ方田舎的な楽しみ方ができることが魅力であり移住するにはハードルが低い都市である、など九州、福岡の魅力を分かりやすく語った。

 

 

九州のスタートアップってどうですか?

 

高島市長の飛び入りパフォーマンスの後、香月氏が会場の起業志望の方から聞きたい話を募り、軽快に進行。

 

資金調達

 

松尾氏

これまで2回資金調達を実施。1回目は非常に苦労したが、昨年行った2回目の調達はスムーズにできた。福岡市が創業特区になったあと、トーマツベンチャーサポートはStartupGoGoなどが情報発信をするためのイベントが増加し、投資家とつながる機会が急増した。資金調達のためには知ってもらうことが大事。積極的に動きさえすれば今の九州には投資家に知ってもらえる機会に困ることにはない。

 

岸原

東京はシードからシームレスに支援者がいる状況だが、福岡はそこまでの環境はない。しかし、東京や海外から投資家を呼んでくることはできる。今後、資金調達の環境整備は進んで行くと思われる。

 

 

香月氏

スタートアップは東京より地方の方が目立ちやすい。目立つことで支援者側としても後押ししやすくなる。

 

ここで会場に遊びに来ていた福岡生まれのスタートアップ、ニューワールド代表取締役 井手氏が急遽登壇。ニューワールドは現在東京に拠点を移している。福岡から東京に移った側の視点から語った。

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井手氏

東京で仕事をしたことがなかったので東京で仕事をしてみたいと思い拠点を移した。資金調達自体は福岡でもできた。松尾氏も言うように福岡のほうがメディア露出のハードルもひくく、PRしやすい。PR効果としてインターンの採用もでき、人材確保の観点では福岡の方が有利であった。将来的には東京と福岡の2拠点体制も目指している。

 

人材の確保

 

加瀬澤氏

採用についてのツールは世の中に溢れているが、結局のところ足をとめずに諦めずに活動を続けていくしかない。

 

松尾氏

コアメンバーの組成についてはスキルレベルだけで選ぶとうまくいかない。仲間集めはあくまで理念からやるべきであり、ミッションへの共感度が一番大事だ。

スケールさせるための人材集めは九州だけでは難しい。企業ブランディングをしっかりやり、東京で採用して福岡で連れてくるほうが効率がよい。

 

 

最後に松尾氏がまとめとして発した言葉が印象的だった。

 

 

愛と情熱があれば九州でも闘える!

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