北九州市がIoTをテーマにビジネスプラン・事業家を募集している。個人・学生・ベンチャー・中小企業(第二創業)、北九州市内在住でなくともチャレンジでき、北九州氏がヤル気とアイデアをカタチにするためのサポートメニューを用意する。
応募詳細はこちら → http://www.kitakyushu-iot.com
このプロジェクト、アイディアコンテストと銘打っているが、事業化まで本気でサポートすることを打ち出している。事業化のために以下のメニューを揃えている。
・「ビジネスモデル」に加え「ものづくり」までの開発を支援
・ものづくりの経験がない方でもオール北九州で支援
・大手企業とのコラボやクラウドファンディングなどにより事業化を強力支援
具体的なサポートメニューは以下のとおり。
強力なメンター陣
メンターは以下のとおり。
- 小笠原 治 (株)ABBALab代表
- 岩佐 琢磨 (株)Cerevo CEO
- 木内 文昭 (株)サイバーエージェント・クラウドファンディングMakuake 取締役
- 香月 稔 トーマツベンチャーサポート(株)九州地区リーダー/公認会計士
材料費・交通費支援(最大100万円/1件)
今回は材料費だけでなく、北九州市外からの応募も想定し、交通費の補助も用意されている。
製品のデザインから試作までフルサポート
地元の北九州高専や西日本工業大学が制作、デザインをサポートする。
募集する部門は2つのカテゴリー
今回のプロジェクトは以下の二つのカテゴリーを応募者が自分で選択する流れとなっている。
企業からのチャレンジテーマ枠
「チャレンジテーマ枠」は、テーマを提示した大手企業と一緒にビジネスプランを磨き上げながら本格的な事業化に向けた取り組みを目指す。
・IoTでつくるみらいの乗り物
こちらは第一交通産業グループとの提携が想定される。
・焼きたてのおいしいパンを食べてもらうには
こちらはクラウン製パン株式会社との協業をめざす。
自由提案枠
自由提案枠は、チャレンジテーマの枠組みにとらわれずに、提案者の自由な発想のもと、IoTに関連した試作品製作・事業化を目指す。
参加資格などとプロジェクトフロー
参加資格
個人・学生・ベンチャー・中小企業(第二創業)等、誰でも応募可能。 また、北九州市内在住の方に限らない。
申込期間
2017年8月10日(木)~9月30日(土)
プロジェクトフロー
書類審査
書類審査により12件程度のビジネスプランを選抜する予定
ブラッシュアップ
書類審査を通過した12社を対象に実施
プレゼン審査(2017年11月10日)
12社から6社を選抜
メンタリング
プレゼン審査を突破したアイデアについて、個別にメンタリングを実施
デモデイ
2018年3月に実施予定のデモデイにて、その成果を披露。
8月31日には説明会も予定されている。北九州市は製造業の街として、IoTを推進する都市としてアクセルを踏んできた印象だ。材料費も、交通費も補助してくれて、プロトの制作段階からサポートするようなプロジェクトはそうそうない。これから、ハードウェアを含めた開発を考えている方は是非活用してみてはいかがだろうか。