既存のクラウドソーシングはどちらかというとエンジニアやデザイナー向けの案件が中心だ。大分県別府のスタートアップ、株式会社 Nitlon(代表 満田 聖也)が今回β版をリリースした「kakutoku」はこれまでなかった営業職に特化したクラウドソーシングプラットフォームだ。
kakutokuとは?
営業スキルを持ったユーザー=”ランサー”に高報酬で健全な商品やサービスの案件や求人を探し、SFAなどの複雑なツールを使うことなく、手軽なチャットで仕事を進めることができるサービスだ。
kakutokuのヴィジョン
「”ハタラク”を新たなる次元へ」というビジョンを掲げ、プロジェクトごとに各分野の優秀なプロ達が集まり、ビジョンの実現にコミットする「フリーエージェント志向の働き方」を世の中のスタンダードに少しずつシフトさせていく。
kakutokuの特徴
仕事の受けやすさ
kakutoku上のチャットの簡単なやり取りにより自分に合った仕事をさがすことができる。
実績を評価・蓄積
評価が上がる事でリコメンドが増加することやリアルタイムの実績表示をおこない、kakutokuで行った仕事の評価を見える化する。
高い報酬体制
これがもっとも大きい特徴だろう。既存の人材派遣業は多くのコストがかかっているため、仕事を出す側が払う金額と、仕事をした側が受け取る金額には大きな隔たりが生まれる。これは仲介手数料などが差し引かれるからだ。kakutokuでは差し引くコストを抑えることで高い報酬を実現する。
働き方の流れ
興味がある案件を選んで、エントリー
専用チャットで自分に最適な案件をリコメンドされる。
その中から興味があるプロジェクトに週の目安稼働時間とコメントを入力すると参画エントリー完了する。
案件担当者とビデオで採用面談
Googleハングアウトを用いて、案件担当者と本人確認を兼ねた採用面談を実施。
数日で、採用担当者より専用チャットに合格通知が届く。
事業・案件説明・営業戦略MTG
担当者より事業・案件内容について詳細の説明を受けた後、営業戦略・実働についてのMTGを行う。
ワーカーは事前にひと月分の実働スケジュールの設定を行う。
実働・日報
スケジュールを目安に実働を行い、実働した日の翌日24時間まで専用チャットを活用し、日報を送信。
改善点等を洗い出し、PDCAを高速で回し、成果につなげていく。
kakutokuを運営する Nitlonの代表 満田 聖也氏のコメント
kakutokuの仕組みは、営業職が満足な報酬基準で自由に商品やサービスを顧客に提案でき、企業側は自社商品やサービスを自信を持って、営業できるプロを自社の一員にすることができます。
現在、弊社は、これまでの「働くこと」と「営業」の本質を見つめなおし、営業の時代錯誤な業界構造の仕組み再構築に挑戦しております。
引き続き、ハタラクを新たなる次元へというビジョンの基、邁進してまいりますのでNitlon・kakutokuの更なる飛躍・展開にご期待ください。
なお、現在は、営業ランサーの審査、企業とのマッチングのみを開始し、チャットなどの機能は4月末を目処にリリースとなります。
すでにkakutokuはakippaやsitateru,イジゲンなどの案件が掲載されているようだ。これまでノルマや収入の点でイメージがいいと言いがたかった営業職。kakutokuがフリーランスの営業職という新しい働き方を形にするかもしれない。その先にあるのは人材派遣業界などのdisruptか。