大分のスタートアップ、イジゲンとサッカーJ3リーグに所属する大分トリニータがパートナーとなった。「ゲーミフィケーション」を用いた顧客創造/地域活性化サービスを開始する。
まち歩きサービス「AIRPO(エアポ)」を運営するイジゲンは、大分トリニータとパートナーシップを結び、「ゲーミフィケーション」を用い、顧客の創造と顧客ロイヤリティの向上を目的としたWebサービス「トリニータ アンバサダー(Trinita Ambassador)」を開始する。
ゲーミフィケーションとは
楽しみながら、人を熱中させるゲームのメソッドをゲーム以外の分野に応用し、ユーザーを引きつけて、行動を活発化をはかる手法のことをいう。代表的なケースとしてGoogleのingressがある。
イジゲン×トリニータ
今回のパートナーシップのテーマは「Bring Change to Oita」(大分に変化をもたらす)。
地方のプロサッカークラブとITベンチャーが共同で行う、これまで日本では見られなかった地域活性化の取り組みだ。
2016年のシーズンをJ3で戦う地方のプロサッカークラブのトリニータが、ITベンチャー企業であるイジゲンと組み、トリニータをもっと愛せるような取り組みや、スタジアム内で楽しめる環境づくりを行い「Bring Change to Oita」のテーマのもと、地域活性化を目指す。
サービス名 トリニータ アンバサダー(Trinita Ambassador)
トリニータ アンバサダーは、大分トリニータを応援するサポーターシステムだ。
アンバサダー=ユーザーは大分トリニータの広報大使としてチームのPR。 活動をする毎にポイント がたまり、ユーザーのアンバサダーランクが上がる。アンバサダーランクは、 C級アンバサダー(Lv.1) から始まり、 友だちを招待や、アンケートの回答、試合会場に三参加することにより、レベルアップする。 レベルが上がることにより、特典を得ることができる仕組みだ。またイジゲンが運営するということで当然AIPOとの連携もある。
ユーザーはランクアップそのものと特典によりインセンティブが働き、積極的にトリニータをサポートするようになる。そうするとゲーミフィケーションがもたらす正のスパイラルがうまれ、トリニータを中心に盛り上がりができる。
J3のトリニータがこのような取り組みを始めるということは興味深い。ITの力でプロスポーツチームが強くなるということがあり得るのか。結果がでるまでに時間はかかるだろうが、楽しみだ。