1月18日、福岡市とYahoo!JAPANが包括的連携協定を締結した。ちなみにYahoo! JAPANが政令指定都市と包括連携協定を結ぶのは、これが初ということだ。
包括的連携協定で以下の5つの分野で連携するようだ。
1スタートアップ支援・デジタル人材の育成に関する事項
2市政情報等の発信に関する事項
3防災・災害対策に関する事項
4電子自治体の推進に関する事項
5その他市民サービスの向上及び地域活性化に関する事項
さてやっぱり我々スタートアップゴーゴーとして気になるのは「スタートアップ支援・デジタル人材の育成に関する事項」だ。
なのでここをもう少し詳しく見てみる。
スタートアップ支援について
◾︎Yahoo社内には起業経験者が多く、講演などによるフィードバックを行う。
◾︎グループ内VC、YJキャピタルと連携した支援。
◾︎スタートアップカフェに会員登録しているスタートアップを対象に広告費の補助。
→ここについてスタートアップカフェのサイトをみると上限5万とし広告入金額と同等の広告費をプレゼントとある→こちらhttp://www.startupcafe.jp/partner/pdf/mp0033_yahoo.pdf
一見5万円をプレゼント!という文字が目を引くが、Yahoo!内に蓄積したナレッジをフィードバックする機会を通じ、Yahoo!社とつながりをもてることの方がよほど有意義だろう。今後、講演やイベントなどが具体化していくと思われる。どのような形でフィードバックが実現していくかウォッチしていきたい。
デジタル人材育成
◾︎ヤフオクなどのECサービスを活用出来る人材を育成
◾︎Yahoo!JAPANグループ内でクラウド事業を展開する株式会社IDCフロンティアがICT活用の学習環境を支援。
大学などを対象に、授業必要となるクラウドコンピューティングサービスの無償提供や、データセンター・クラウド技術についての講義などを提供し、IT技術者の育成。九州大学と学校法人麻生塾ではすでに実施済み、新たに九州工業大学、北九州工業高等専門学校、佐賀大学の採用が決定している。
1つ目のECサービスを活用出来る人材育成は女性の社会進出、復帰を後押しすることを狙いとしているようだ。
2つ目の大学などに提供する支援はすでに九州大学では事例としてでてきているようだ。
以下リンク参照
http://www.idcf.jp/case/kyushu-u/
包括的連携というのは全部やりますよ、ということで結局なにをやるのかわかりにくいことが多い。
今回の連携はすでにいくつか具体化しているものもある。ぜひ、ヤフオクドームを擁する福岡でより多くのサポートを実現していただいきたい。
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