中小機構が越境ECをサポートするため、越境ECサイトの出店・構築をする人を対象にした補助金を募集している。
申し込みはこちら→http://crossborder.smrj.go.jp/subsidy.html
対象となるのはどんな事業?
TPP交渉参加国を主たる対象として、新たに越境ECサイトを出店又は構築等する事業が今回の補助金対象だ。TPP交渉参加国以外への出店やすでに出店している場合のリニューアル費用などは対象とならない。
具体的な補助対象経費は?
越境ECサイト出店・制作費用。具体的には越境ECサイト出店初期費用、越境ECサイト制作費、翻訳費、コンテンツ制作費が対象となる。また越境ECサイトプロモーション費用も対象だ。
いくら補助してくれるの?
補助対象経費(税抜)の2/3以内であって、100万円が上限だ。創業補助金と同じように、150万使ったら100万を補助してくれる。200万使っても100万だし、100万しか経費支出しなかったら補助は75万だ。また、補助金の交付は、事業完了後の精算払いとなるので、一旦は自分で全額支払うことになる。
募集期間は?
第1期募集
平成28年6月30日(木曜日)~平成28年7月29日(金曜日)17時(必着)
第2期募集(次回募集分、予定)
平成28年8月31日(水曜日)~平成28年9月30日(金曜日)17時(必着)
第1期と第2期のちがいとして第1期はすでに越境ECに関する知識を持ち、計画づくりが進んでいる事業者を想定おり、特に事業計画の熟度の高い事業者を採択する予定としているが、第2期では越境EC勉強会、越境ECフェスでのマッチングを経て知識等を習得した事業者を想定している。なお第1期を不採択となった場合は自動的に第2期に応募扱いとなるようだ。
補助金額は大きくはないが、補助金スタート段階から1期、2期の募集があらかじめ設定され2回チャンスがあることがわかりやすい補助金も珍しい。また越境ECをいまから行う人に限定されており、ターゲットも明確だ。これから越境ECをやる、もしくは検討している人はぜひ活用すべきだろう。