福岡のスタートアップ、株式会社ホットエージー(本社:福岡市中央区 代表取締役:樋口健介)は
同社が運営する経営者が従業員の気分と本音を把握するサービス、「スマイルスコア」の一般販売をスタートした。
スマイルスコアとは
スマイルスコアは、経営者が俯瞰的に従業員やチームの状態を把握することで、従業員の状態や組織内の問題に向かい合い健全な組織成長を目指すために開発された、スタッフのモチベーション見える化ツール。組織内で起こっている問題(人間関係・ハラスメント・不正等)を、経営者が正確に把握できないまま、優秀な人材が流出してしまったり、さらには心身を病む人材が出てしまうといった大きな経営リスクを回避することを目的としてる。
経営者が従業員やチームの状態を把握するために、2つのポイントに絞り、従業員から毎日情報を収集する。従業員側の負担にならないように情報収集方法を極力シンプルにし、UIにも工夫を凝らしている。収集する情報は以下の二つだ。
・今日の体調や気分はどうか?(10〜0の11段階)を毎日クリック。
・本音(匿名でもいいので困っていること、気になっていることはないか?)で経営陣に伝えたいことがあれば、その時にコメント送信。
経営者側での情報管理は経営チーム・事業部長・人事・顧問などの一部の権限者のみ閲覧できる。つまり、従業員の直属の上司は閲覧できないため、安心して入力できる。
入力され、定量化されたデータは個人別だけでなく、チームや部署ごとにも見える化し、個人やチームに大きな「体調や気分」の落ち込みがあった際や、低いスコアが続く際には経営者にアラートがいき、対策を講じることができる。
先行導入事例について
東京・福岡で拡大傾向のベンチャー企業、上場企業等、数社が昨年秋より先行導入した。
導入先企業の声
・経営者
「組織拡大の中、色んな考えの人材を受け入れていく上で、彼らの声に耳を傾けることが必要。組織が適切な形に変化するために、スマイルスコアを情報ソースにしたい。」(東証マザーズ上場ベンチャー企業経営者様・従業員約100名)
「しばらく話さない間に元気がなくなって、次話すと退社を決めていたということがあった。組織を改善する上で、常に話を聞く姿勢を示しておきたかった。」(ベンチャー企業経営者様・従業員約50名)
・管理部長
「普段の業務ではその人がどこまで悩んでいるのかがわからない。スマイルマークと簡単なコメントなので、若い世代でも気兼ねなく伝えやすいのではないか。コメントから思わぬ発見があった。」(ベンチャー企業管理部長様・従業員約50名)
・マネージャー
「弊社ではマネージャー権限で管轄部署のスコアを見れるようにしている。実際、現場では個人的な人間関係がモチベーションに大きく関係していて、ミーティングでは把握できない。そこが可視化されている。1on1ミーティングの補完として有効。」
・従業員・メンバー
「会社の声を聞こうとする姿勢がわかってよかった。」
「リマインドのメールが来るので入力を忘れない。」
「あとで自分の状態を振り返ることができて面白い。」
ホットエージー代表樋口氏のコメント
スマイルスコアを通じて「日々の様々な悩みに直面しながら頑張っている従業員」と「組織拡大の痛みの中で、それでも従業員のことを大切に思い、本当に良い会社を作りたいと思っている経営者」をつなぐお手伝いをしたいと思っています。
価格は従業員一人当たり月額500円から、初期費用は10万円となっている。
ブラック企業が社会問題化し、ESが重要視さている今、働くスタッフのケアはどの企業にとっても関心事となっている。スマイルスコアはそのような時流を背景としてポテンシャルが高いサービスだと思われる。
ホットエージーは年内150社の導入を目標としている。