ECサイトの運営者にとっては嬉しい報せとなるかもしれない。ペイパルの売上や手数料を自動で取り込み、会計業務負担を大幅に低減することを可能とするサービスが生まれた。
決済サービス、ペイパルとマネーフォワードが運営するクラウド型会計ソフト『MFクラウド会計・確定申告』が、会計業務における生産性向上のため、システム連携を行った。
ペイパルは、203 の国と地域で展開され、ネット決済のグローバルスタンダードとして1億 7,900 万人および 1,000 万のビジネスに利用されている。
一方、マネーフォワードが提供する『MFクラウド会計・確定申告』は、3,600以上のサービスから取引情報を自動で取得し自動で仕訳を行うことで、会計業務負担を大幅に削減できるサービス。現在40万以上のユーザーが利用している。
ユーザーの設定はシンプル
MFクラウド会計・確定申告に、ペイパルのID情報を登録すると、ペイパルでの売上や手数料データを、MFクラウド会計・確定申告が毎日自動で取得し、自動で仕訳を行う。会計ソフトへの手入力が不要になり、経理業務の手間や入力ミスの大幅な削減につながり、ユーザーはこれまで以上に本業に集中することがでる。
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PayPal Pte. Ltd. 東京支店 カントリー・マネージャー、 エレナ・ワイズ氏 コメント
「ペイパルは『ペイパル』と『MFクラウド会計・確定申告』のシステム連携の発表を歓迎します。ペイパルは決済ソリューションのグローバルスタンダードとして中小企業や個人事業主を中心に多くの実績を有しています。このたびマネーフォワード様とのシステム連携において、当社の決済取引データが自動に取得・仕分けされることにより会計業務の負荷が大幅に軽減され、事業者は日々の販売業務に専念する時間を今まで以上に多く確保することが可能となります。ペイパルは今後も市場のニーズに合わせた、よりシンプルで安心な決済サービスを提供してまいります。」
株式会社マネーフォワード 代表取締役社長CEO 辻庸介氏 コメント
「世界中で利用されている『ペイパル』と、当社のクラウド会計ソフト『MFクラウド会計・確定申告』とのシステム連携については、多くの中小企業や個人事業主の皆さまからご要望をいただいておりました。昨年12月より、会計ソフトとして国内で初めて連携を実現することができ、当社のお客様に限定してご案内しておりましたが、すでに多くの方にご利用いただいております。ペイパル様の優れた決済サービスと当社が提供するクラウドサービスを連携させることで、多くの事業者様のバックオフィス業務負担を大幅に削減し、これまで以上に本業に集中できる環境構築に貢献していきたいと考えております。」
スタートアップやスモールビジネスにとってバックオフィスにかけるリソースを減らすサービスが最近多く生まれている。時間という取り戻せないリソースを有効活用するために有効なサービスは積極的に取り入れたいところだ。すでにMFクラウド会計とペイパルを利用している人にとっては今回の連携はかなり有益だろう。これからどのサービスを活用するか決める人も的確な情報をもって自社にとって最善のサービスを選択すべきだと思う