佐賀県武雄市と株式会社まちづクリエイティブは、佐賀県武雄市の北部市街地エリアを中心に新たな賑わいを創出する地域創生プロジェクト『TAKEO MABOROSHI TERMINAL』を2016年7月29日に始動する。
TAKEO MABOROSHI TERMINALとは
歴史・文化・自然が交差する環境の中、地場産業とクリエイターが共にものづくりできる場の創出や、ご当地色を感じられる住環境を提供するクリエイター・イン・レジデンス事業の展開等を予定。
プロジェクトの中心となるのはかつて宿場町として栄えた1300年の歴史ある温泉街を有する武雄市街の北部。佐賀県武雄市の歴史、伝統工芸の文化、自然豊かな景観の魅力を再発見しながら、未来の世代へと伝える人を育む、創造的なまちづくりを目指す。
なぜ MABOROSHI ?
辰野金吾が設計し、武雄市のシンボルであり国指定重要文化財である武雄楼門。武雄楼門は竜宮城(=幻の世界)への入り口の構想から造られた。つまり武雄を幻の世界への扉として定義した。
ジェネラティブデザインを用いて「 住民参加型 」のロゴ作り
TAKEO MABOROSHI TERMINALでは、まちのプロジェクトロゴを“ダイナミックロゴ”と呼ばれる手法で作成。武雄市の楼門を象徴的に図案化したものをベースとしたデザインを基に、一定の条件を入力すると自動でロゴが生成される「ジェネラティブデザイン」を用いて決定した武雄市住民とのワークショップを重ねながらVIを展開する。
イメージに合わせて変化するシンボルマークの曲線は「多様性」「変化」「温泉」を表し、 さらにプロジェクト名の「まぼろし」感を想起させる字体。ロゴタイプは港町の貿易に実際に使われていた伝統的な書体をベースにオリジナルで作成した。
今後武雄はこのジェネラティブデザインに必要な要素は「言葉」と「イメージ」。「武雄の言葉」、「武雄のイメージ」という組み合わせから生まれる唯一無二のVI(ヴィジュアルアイデンティティ)を、街の魅力としてそれぞれが発信していく。