オープンイノベーションの波が福岡でも広がっている。
12月には福岡銀行を筆頭とするふくおかフィナンシャルグループがX-tech(クロステック)と銘打ったフィンテック系スタートアップを中心とするビジネスプラングランプリを開催した。
また、それに先立ち西鉄は昨年6月にコワーキングスペース天神COLORを開設し、シード期のスタートアップ支援に乗り出した。
現在西鉄は天神COLOR開設前から構想していた西鉄オープンイノベーションコンテスト(西鉄OIC)の企画提案を募集しており、1月29日にファイナリストによるプレゼンを行う。
西鉄OICはアワード形式で行われるが、目的はあくまでスタートアップの協業。賞からもれたとしても、各部署の担当者の目に留まれば商談へと進める。
そのため、普通のコンテストとは異なり、イベントを通じスタートアップとの交流・相互理解を重要視している。1月12日に開催したアイディアソン「鉄ッカソン」(西鉄のアイディアソン、ハッカソンを略した通称)もそういった背景から開催された。
以下、鉄ッカソンの様子を紹介
オーガナイザーは福岡のITコミュニティのまとめ役、AIPのむらじゅんさん。
ゆっくりと、しかし熱く福岡への想いを語りつつ、進行。
テーマは「2020年 福岡が世界から注目を浴び、子供達に誇れる都市・福岡として理想のモノ・コト・サービスとは??」
短い時間のなかでワールドカフェを開始。スタートアップと西鉄社員、合わせて20数人が参加。
最初は固かった参加者も徐々に打ち解けてさまざまなアイディアを出していた。
最後は各グループのディスカッションの結果をプレゼン。IT関係以外でも福岡をさまざまな視点、角度からみたアイディアが生まれた。参加者からも普段関わることが少ない人たちが交流し、新たなアイディアがでるとの声が多かった。
当日の様子は、地元テレビ局のニュースにもとりあげられ、オープンイノベーションに対する関心の高まりがうかがえる。放送された動画はこちら→KBCニュースピア 福岡、九州においてオープンイノベーションに関する動きは加速していくだろう。