国が募集していた創業補助金の締め切りは過ぎてしまったが、県や市が独自に行っている補助金は今募集中のものもある。平成28年度大分県起業家成長促進補助事業もそのうちのひとつだ。大分県の補助金だが、金額など国の創業補助金と近いところもあるが、対象などが異なっている。大分のスタートアップは必見だ。
応募対象は?
創業支援事業計画を有する市町村又は機構の確認を受けた有望な事業計画を有する新規企業。
創業支援事業計画を有する市町村とは、「産業競争力強化法という法律があり、その中で創業支援に力をいれる自治体は支援の計画を作り、国に認定をうけることになっている。認定を受けた自治体」がそれだ。大分県では大分市、別府市、中津市、日田市、佐伯市、臼杵市、津久見市、竹田市、豊後高田市、杵築市、宇佐市、豊後大野市、由布市、国東市、日出町、九重町、玖珠町が該当する。
要は上に書いた市町村で開業して、その市町村から補助金がもらえると決まった年度から3年以内に雇用を5名以上増加させて、かつ成長が見込める事業計画と認定された設立5年以内の個人または法人が対象だ。
いくらもらえるの?
補助対象経費の3分の2以内かつ200万以内。これは国の創業補助金と同じだ。
なんに使えるの?
大きくわけるとマーケティング事業、商品等開発・改良事業、販路開拓事業に使える。人件費は対象外のようだ。
またいつ支出する経費が対象となるかだが、3年鑑対象期間がある。ただし、年に一回清算が必要(3年間の合計で200万が上限)。これも国の補助金とは異なる。
募集期間
平成28年5月9日(月)~平成28年6月3日(金)となっている。
国の創業補助金とことなり、設立後5年以内の法人は応募の門戸が開かれている。そういった意味で”創業”補助金でなく、”成長促進”補助金なのだろう。大分で対象となる人はチェックしたほうがよさそうだ。