2月23日に開催された九州・山口ベンチャーマーケットに行ってきた。
これまでも福岡県にてベンチャーマーケットは開催されてきたが、今回は九州全県と山口県を巻き込んでの初めての開催となった。
主催は九州・山口ベンチャーマーケット実行委員会であり、構成団体は参加する各県に加え、(一社)九州経済連合会、九州商工会議所連合会、九州経済同友会、九州経営者協会、(一社)九州ニュービジネス協議会、福岡証券取引所、(独)中小企業基盤整備機構九州本部と九州の経済界の中心が並ぶ。
展示会では各県から厳選された57社が出展
一部をご紹介
リハビリで使用する補助ロボットの開発を行っている。海外展開も視野にいれたものづくりの街北九州発のスタートアップである。
佐賀の名産品などをキャラクター化や漫画化し、わかりやすく伝える。佐賀のことを知れなくても楽しめるコンテンツを作る。
株式会社FREE POWER
昨年行われたみやざきスタートアップセンター主催のビジネスプランコンテストで入賞を果たしたスタートアップ。従来の自転車より20パーセント労力を減らすシステムを開発。
同時開催にて九州・山口ベンチャーアワーズも開催。
各県より1社ずつ選ばれたスタートアップ9社がプレゼン
9社は以下のとおり
株式会社セフリ(福岡)
いわずとしれたYAMAPを運営
株式会社炭化(佐賀)
フクオカベンチャーマーケット大賞2016受賞企業 過去記事参照
株式会社長崎の路地裏Cafe(長崎)
長崎にちなんだ手作りポップコーンを販売
ゼロシステム株式会社(熊本)
医療機関向け物流などの管理システムを提供
アーカイブ研究所株式会社(大分)
電子化情報の活用システムを提供
昨年のビジネスプランコンテスト優勝企業 アニソン文化で地域活性を図る
南薩食鳥株式会社(鹿児島)
国産ハラル鶏肉を提供
株式会社Payke(沖縄)
バーコードを使ったインバウド向け商品説明プラットフォームを構築
アロマ空間デザイン株式会社(山口)
アロマの販売と香り空間コーディネート、デザインを提供
結果発表
地域活性化賞と優秀賞については当初各1社の予定であったが審査の結果、各2社選定された。
地域活性化賞は
株式会社長崎の路地裏Cafeとアロマ空間デザイン株式会社
2社とも地域の資源を活用し、ビジネスを展開している点が高く評価されたようだ。
優秀賞は
株式会社セフリと株式会社炭化
初代チャンピオンとなる最優秀賞は
株式会社Payke
バーコードをこれまでにない形で活用し、また今後のグローバル展開の可能性を評価され受賞となった。
Paykeについては、すでに商品提供側の企業とは沖縄県内においてすでにアライアンスを組めており、囲い込みにある程度成功している印象。同社のようなプラットフォームビジネスにおいて重要な囲い込みを意識して進めている点が印象的であった。
初回で多くの来場者があった九州・山口ベンチャーマーケット。来年度以降も継続されると思われる。こういった場面で目立つとメディア露出の増加も狙えることなど副次的な効果が大きい。実際今回もテレビ局、新聞社はじめ多くのマスコミ関係者が取材に訪れていた。もしチャンスがあれば出展やプレゼンしてみるのもいいかもしれない。