未踏社団とアクセンチュア、オープンイノベーション促進で協業

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一般社団法人未踏とアクセンチュア株は天才的な技術者を育成する国家プロジェクト「未踏事業」で輩出されたクリエータや起業家などの人材(以下、未踏人材)と連携してオープンイノベーションを促進するため、協業することを発表した。

未踏社団って?

経済産業省所管の独立行政法人情報処理推進機構(以下IPA)の事業である未踏事業のOB/OGを中心に、創造的人材を多角的に支援し、業界横断的なネットワークをつくることで、ITを中心としたイノベーションを加速することを目的に設立された社団法人。

天才的かつ創造的な人材のネットワークを形成するための組織として、強力な外部理事の協力を得て設立された。イノベーション創出に関心のある著名起業家・研究者や大企業も巻き込みながら、個々が創造性を最大限に発揮できる環境を整えることで、日本から世界に向けて社会的・経済的にインパクトのあるイノベーションを数多く創出していく日本型イノベーション・エコシステムの構築を目指しる。

 

未踏人材とオープンイノベーション?

未踏社団では、これまで延べ1,600名を超える未踏人材が有する独創的な技術やアイデアを日々発掘し、管理している。未踏社団とアクセンチュアは、こうした技術やアイデアを必要とする企業や自治体などアクセンチュアの顧客と、未踏人材との連携を促進することで、新規事業の創出や、社会や地域の課題解決に資するオープンイノベーションを生み出していくことを支援する。

 

具体的には?

IoTやAI、ロボティクス、ブロックチェーン技術などそれぞれの領域において卓越した能力を持つ未踏人材が、アクセンチュアの顧客に対してワークショップや、新しい製品やサービスのプロトタイプ作成の支援などを行う。

またアクセンチュアはデジタル変革の支援拠点『アクセンチュア・デジタル・ハブ』なども活用しサポートするほか戦略策定や新会社設立をコンサルタントが支援する。

 

一般社団法人未踏 代表理事竹内 郁雄氏のコメント

「あらゆる産業や社会構造が大きく変革しつつある中、イノベーション創出を担う人材が適材適所で活躍できる仕組みを作ることは喫緊の課題となっています。アクセンチュアは、日本を含む世界各所にあるオープンイノベーションの拠点が緊密に相互連携して、イノベーションのエコシステムを世界中で形成しています。今回の協業を通じて、未踏人材に新たな活躍の場を提供し、日本のみならず世界中でイノベーションが生み出されるよう、アクセンチュアと協力してまいります。」

 

アクセンチュア・オープンイノベーション・イニシアチブ マネジング・ディレクター 廣瀬 隆治氏のコメント

「天才的かつ創造的な人材と強固なネットワークを持つ未踏社団と協業できることを非常に嬉しく思います。アクセンチュアでは、2015年12月に設立した組織『アクセンチュア・オープンイノベーション・イニシアチブ』が、大企業やスタートアップ企業、自治体などの外部パートナーとともにオープンイノベーションを推進してきました。今回の未踏社団との協業により、優れた技術やアイデアを必要とする企業や組織と、未踏人材との相乗効果の最大化を図り、オープンイノベーションがさらに加速するよう尽力してまいります。」

天才的な才能をどうやってビジネスにおとしこむかがこれまでの課題のひとつであった。今回の取り組みがブレイクスルーのきっかけとなって欲しい。

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