アイデアに近い特許を一発検索!簡易特許検索サイト「R&D Navi Lite」無償公開されたので試してみた。

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スタートアップのアイディアを思いついたとしよう。実はそのアイディアはすでにだれかによって生み出されていたことがあり、特許をとられているかもしれない。またそうでなくても競合となるアイディアについて知ることで、差別化が図れる。

 

しかし、特許庁でどんなアイディアが登録されているか調べることは難しい。無償公開されたR&D Navi Liteは特許検索を効率的に行うことができるツールだ。

 

サイバネットシステム株式会社(以下「サイバネット」)は、簡易特許 検索サイト「R&D Navi Lite(アールアンドディー ナビ ライト)」を2016 年4 月25 日より無償で公開した。本サイトは、サービス開始から2 年半の安定稼動実績のある有償版「R&D Navi(アール アンドディー ナビ)」の基本的な機能を無償でご提供するもの。

R&D Navi Liteとは?

検索条件として平易な文章を入力するだけで、 膨大な数の特許文書の中から内容が近いものを高速に検索し、特許間の関係性を直感的に把握可能なMAP として 表示する。

R&D Navi Lite アクセスはこちら: https://rdnlite.navi.cybernet.ne.jp

「R&D Navi Lite」の特長

R&D Navi Lite は、アイデアや課題などの自然文を入力条件として検索する事で、約800 万件の特許の中から検 索条件と類似性の高いもの上位100 件の特許情報を高速にピックアップし、視覚的なMAP として表示する。

 

概念検索

自分のアイデアをそのまま文章で入力するだけで検索できる。、検索条件の検討に時間がかからず。文章中のキーワードを解析することで、関連性の高い特許をMAP として表示する。

20160425-1

 

わかりやすいMAP 表示

各特許は赤い点で表示され、類似性の高い特許ほど近くに表示される。また、MAP 内の黒いマス目(ガイドラベル)にはマスの中の特許を特徴づけるキーワードが表示され、MAP 内を分析する際の最初の手掛かりとなる。その他、特許を企業ごとに色分けしたり、タイムスケールを動かすことで出願時期ごとに可視化することもできる。

20160425-3

実際に検索してみた。

例えば、ペットの犬とのコミュニケーションをとるためのデバイス開発を目指すとしよう。

 

検索ワード「犬の気持ち」

R_D_Navi_Lite

検索結果のマップ

rdn_map_20160501_105716_666049622

 

MAP上最も近くに「ペットの鳴き方の違いによる翻訳装置」という特許がある。

 2002278583__ペットの鳴き方の違いによる翻訳装置

リンク先でどのような特許か詳細を確認できる。

 

 

このサービスを使えば、特許侵害の可能性を減らすだけでなく、先行した事例の有無や先行事例のビジネス進捗を確認でき、スタート時点から差別化を意識したサービス構築ができるかもしれない。またアイディア自体の新規性や競合優位性も確認できれば、その後のプレゼンの質もあげるはず。無償でもあり、上手に活用したいツールだ

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